一橋大学・社会学研究科・教授/「国立(くにたち)人文研究所(くにけん)」代表:人文学の研究者と市民をつなぐ学校「KUNILABO」の大河内泰樹先生がファシリテーターという人文カフェ「哲学カフェを体験しよう」が国立駅近くの「シェアスペース リトマス」でありました。
大河内泰樹先生のご専門は「ヘーゲル」。今回のテーマは「愛と見返り」だった訳ですが「承認」の話にいたりご専門の見地からお話をいただけるなど、何とも贅沢な展開も。
哲学カフェとしての進め方は、呼ばれたい名前を告げるチェックインのみ。グランド・ルール(話をよく聞く、偉い人の言葉は引用しない、ヒトはそれぞれなど思考停止ワードは使わない、等の取り決め)を始めるとはちょっと無謀かと思いましたが、地元の人が多いということもあり、議論は対立しつつ発散しつつなめらかに進んでいきました。
通常はカフェで行っているとのことでしたが、今回のスペースは壁一面がホワイトボード。そちらに先生がどんどん書き込んでいったのも、参加者の安心感につながっている様子でした。
参加者・場所・時間・雰囲気で議論は大きく変わるというのを改めて実感したところです。話はこれぐらいにして、2時間で8枚万年筆でヌルヌル描いた、ライブ・イラストのはじまりはじまり。
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